ラクじゃないけど楽しい日々をーー子育てと仕事のプププ

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消化試合の平日に思ふ

昨日、1日のうちに、「今日は金曜日だー」と、思って「いや待てまだ水曜だ、ありえん」と気づく、というのを、軽く7回くらいはやった。そんなわけで、金曜日が終わったはずなのにまだ平日という今日の消化試合感がハンパないですけれども私はなんとか生きています。

前職の後輩から、メールが届いた。私が担当していたクライアントを引き継いでくれている後輩女子なので、「仕事はどうですか、営業は大変だと思うけど・・」といったようなメールを返そうとして、いやいや待て待て、と、思いとどまった。

勝手に「そちらの仕事は大変だ」なんて決めつけちゃいけない。というか、大変だとか辛いだろうとか言われたら、無理にだって大変なところを探そうとしてしまう。そんなこと言ってくる先輩(というかもはや私は先輩でもなんでもないよく知らない女の人)なんていやだ。あーいやだいやだ。おせっかいおばさんにはなりたくない。

と、思いまして、「お仕事はどーですか。」と言うにとどめた。(でもそれは言っている)

そうすると、「みなさん本当に優しくて、デスクは松潤で(←これは私が今誇張しましたけれども本当に松潤なんです。そうですよね。)、楽しくやっています!」と、返信が来た。

・・・かわいい。いいよね、こういう、仕事に対して「楽しくやっています!」と言えること。

もちろん、大変な時に大変だと言えることとか、しんどい時にしんどいと言えるとか、SOSをちゃんと出せるというのはすごく大切だ。あと、思いっきりグチれるとか。(いつもグチを聞いてくれる人たちありがとうございます。)

それは大切なのだけれど、それとは別に、なんというかこう、「仕事ってしんどくて何ぼ」みたいな余計な考えが、頭に染み付いてしまっていることって、ある気がする。

その奥には、「自分がこんなにしんどいのだからあの人がしんどくないなんてありえない」とか、「あの人はあんなにしんどそうなのに、自分がしんどくないなんてどうなんだ」みたいな気持ちが、あったりもするのかも、しれない。

でもそういうのは、つくづく、意味がないどころか、結構有害な、考え方だと思うわけです。

ちょっと前に、「赤ちゃんのお世話が全然しんどくない」みたいな記事がプチ炎上しているのを目にしたことがあったのだけれど、これもまあ、しんどくないなんていいじゃないか素晴らしいことじゃないか、と、正直思ってしまったりも、した。もしもその奥に、「私の子育ても大変だったのだからみんな大変じゃないといや」という気持ちがあるとすれば、それはやっぱり、健全でないと思うから。(まあこれは色々複雑に絡まりあってそれだけじゃないのもわかるのだけれど)

他人に対してはもちろんだけれど、自分に対しても、しんどいこととか大変なことほど、ホンモノだ、勤勉だ、と考えてしまう呪縛のようなものからは、意識的に抜け出せるように、考え方を鍛えておきたいな、と思う。意外と、やっちゃいがちだから、どんな場面でも。

「楽しい」と、「ラク」は、違う。全然違う。楽しいことは、ラクすることじゃない。(まあ前述の炎上に関しては、「楽しい」じゃなくて「ラクじゃん!」と言われて、うぐぐ!となった人がたくさんいた、というのもわかるのだけれど、うん)

だから、できるだけ、大変だけど、楽しいなあ、と、思いながら、仕事も子育てもしていたい。間違っても、しんどいことこそ本質だと思ったり、楽しいことをどこかで恐れてしまうような、そういう考えのクセは持たないようにしたい。

・・・7歳児の反抗期はそりゃもうめっちゃ大変ですけどね毎日ピキピキしてますけどねそれでもあっという間に過ぎてくこの毎日を、プププってユーモアで笑いながら過ごしていきたいものです、プププ。

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コメント

  1. なお より:

    むしこさん
    いつもいろいろな気づきをありがとうございます!
    きっとたくさんおせっかいおばさん的なことをしてました。
    自分がSOS出せずにいたり、助けてほしいけどどう頼ったらいいかわからずにいたりした裏返しではあると思いつつも。
    はー、反省しきりです…

    1. mushiko より:

      いやいや!「大丈夫?」とか声をかけてあげるのはめちゃくちゃ大事だと思います!仲良い後輩とかならなおさら!どう頼っていいかわからないのってめちゃくちゃわかります。。!多分いっぱい考えての声けだと思うので、そういうのはステキだなあと思います!

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