桜並木を、息子と手をつないで歩いた日のこと

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一年間おつかれさまでした!

春休みです。サラリーマンには春休みがないので、春休み感というのをここ13年ほど全く感じずに生きてきたわけですが、フリーランスの身になった瞬間、やたらとそういう子どもの学校リズムを痛感するようになる。(子どもが小学生になった相乗効果だと思うけれど。)

小1息子は毎日おべんと持って学童へ行っているわけですが、慣れないおべんとを1週間(というか4日)作り続けただけで不良母さんは疲れてしまい、昨日、「今日は学童午前中だけにしてお昼に帰ってきたら・・?(外出仕事もないし・・・)」というカードを切り、二人で焼肉ランチをした。フリーランスは最高である。

ところで、知り合いのみに公開しているインスタで、7歳息子が反抗期ですぐバレるしょーもない嘘をつく、という話をしたら、「うちも!」という声がたくさんあった。

こういう時、SNSっていいなあと、思う。8年前、息子の妊娠〜出産の頃は、ほんとにほんとにtwitterに救われた。ちょっとした悩みや迷いを共有できた時、うちもうちも!と共感しあえた時の、そのほっとする感じというのはめちゃくちゃ大きかった。

まだ周りに出産した友達もすごく少なくて、ママ友なんて一人もいなくて、母も亡くしていて頼れる実家もなくて、知らないことだらけの中、なんというかこう、専門家の話を聞いたり難しい話をするんじゃなくて、ただ「あーじゅにゅーねむいー」とか、「おむつかえたばっかのにまたやったな!」とか、それだけをつぶやいて、「うちもー」とか言い合っているそのことに、すごく励まされた。楽しかったなあ。

不安な時、いつだって欲しかったのは、「アドバイス」じゃなくて「共感」だったのかもしれない。

今、反抗期というかめんどくさい期を迎えた息子と、久々に二人で出かけて、久々に手をつないで歩いた。

桜は満開を少し過ぎて、ひらりひらりと花びらが舞っていた。

桜の木を見上げたら、まだむすめが生まれる前、息子がまだ1歳や2歳くらいの頃に、こうして二人でよくお出かけをしたことを思い出した。

その頃私は会社の時短制度を使って水曜をお休みにしていて、その平日休みを使ってよく二人で出かけた。(ところで水曜日休みというのは本当に最高で、私これ世紀の大発見だと思ってるんですけれども世の中はみんな水曜休みにした方がいいと思う。2日仕事したら休み、というのは精神的に素晴らしくて多分病んだりする暇がないとおもう)

平日の、人混みもない街を、二人でゆっくり歩きながらお出かけしたあの時間は、私の子育ての中でそのうちしあわせな時間ランキングの上位に入ってくるのだろうとおもう。

まだ息子は小さくて、手を上にぎゅっと伸ばして、私と手をつないでいた。そうして懸命に歩く息子は、ただただかわいかった。

そして今、気づけば息子は、普通に手を下ろして、私と手をつなげるようになっていた。

大きくなったんだなあと、しみじみおもう。わかっていたはずだけれども、でも本当に、こんなに大きくなったんだ。

遠くない将来、息子はこの手をもう、離してゆく。あの日、桜散るなか二人で手をつないで歩いたなあと、いつか懐かしく思い出す日がきっと来る。

だからそれまで、この反抗期めんどくさい期の息子とも、手をつないで、横に並んで、色々話していきたいな、と思った。

子どもたちは明日から(新年度という意味では)2年生と年中さん。母さんは母さんになってまだまだ8年生。迷うことも戸惑うこともたくさんあるけれど、子どもたちと並んで、少しずつ、前に進んでいけたらいいな。

みんな進級おめでとう。お母さんたちにとっても、子どもたちにとっても、楽しい毎日が待っていますように。

 

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