2/10のネガティブをスルーすること

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村上春樹いわく、バーをやってるときに、10人に2人、そのお店を気にいる人がいてくれたら、そのお店はやっていける、それは小説家も同じ、と、いうことなのですが(たしか)(ちがったかも)。

私が思うに、人というのは、例えば10人いたら2人には受け入れられない人とか、10人いたら2人には受け入れてもらえる人、というのがいると思うのです。

(10人いたら10人が好き、というのは本質的にはたぶんありえない。)

で、それはどちらも素晴らしいことで、

村上春樹が言うように、10人中8人が、あの人はちょっと。。。

と、言っても、2人、でもあの人俺は好きだよ、みたいに言う人がいると、その人は世の中で社会で生きていけるのだと思う。

そしてどれだけ好かれる人でも、10人中2人くらいにはあの人はちょっと。。と、思われたとしても、それはそれで普通のことで、堂々と生きてゆけばいいとおもう。
まあ怖いのは、10人中、誰一人として受け入れられない人だよね、と、いうことをオットと話していて思った。

そういう人が唯一生き抜けるとすれば、その人が数百年に一度の天才であることしかないのではないかと。つまり、モーツァルトとか、ピカソとか、もしくはジョブズとか。それくらいのレベルでないと、0の人が生きてくのは厳しい。

人は基本的にいろんな人とつながって生きてくわけやから。

だから、子育てにおいては、子供たちを0の人にしないようには最低限育てなきゃね、と、いう話をしました。

いやもちろんピカソとかジョブズレベルの天才である可能性だってあるわけやけど、でも子育ての段階で、それを前提にしちゃいかんよね、と。

2/10か、8/10か。そこはほんとうにこだわらなくて、少し変わっていて2/10でもいい。

でも、2人の人には、愛される人にそだってほしいし、そして、2人の棘にはひるまない人に育ってほしいな、と、思うのです。

翻って自分のことを考えてみると、典型的な長女気質の私は、常に10人に好かれなきゃいけない、と思って生きてきた気がします。30年くらい。長い。

だから、2/10の棘にすべて反応しては、なにがいけなかったんだろう、自分のどこがダメなんだろう、ということをいつも考えていた気がします。

悪い理由を、いつも自分に求めていた。

でも、だいたいどこの世界にでも、2人くらいはどうでもいいことを言う人たちがいる、ということが大人になった私がようやく知ってそして受け入れたことです。

人はネガティブなものについつい反応してしまいやすい生き物だとおもう。

毎日みたいにSNSの情報が入ってきたら、いいものも悪いものも「気」のように巡ってきて、知らず知らずのうちに振り回されてしまうということがたくさんあるとおもう。

しかしですね、子供が生まれて、それでも欲張り母さんは相変わらず仕事もやりたくて、そして靴とかバッグとかファーベストとか黒いストレートパンツとか(また)欲しいものばかりがある毎日を送っていると、とにかく優先順位をつけてあれこれこなしていくしかなくなっていきます。

人生は短い。やりたいことは山のよう。靴はほしい。子どもはあほほどかわいい。なぜ急に絵本の読み聞かせを始めるのだこの2歳女子は。その本はパンやのくまさんの話で決してばいきんまんは現れないがなぜ今現れた。そしてなぜ最後は「あたしはかわいいです(ハート)」で締めくくられるのだ。

みたいなことを考えていると、1日なんてあっという間に終わる。

そういう日々を送っていると、ネガティブなもの、人、空気に、関わる時間というのはやっぱり、ものすごく優先順位の 低いものになります。

そもそもネガティブなものっていうのは、捉えられるとあっという間に時間を奪われる。

ちょっと話は違うけど、タレントさんとか有名人の悪口を書いた記事をつい読んでしまって、そのうちどんどんリンクをさかのぼって気づ けばものすごい時間がたっていた、という経験ありませんか。そしてその読後感の悪さときたら。

そこから生まれるものは、正直言って何もないと思う。そしてどれだけ好感度の高い人でも、2/10くらいはネガティブに捉える人がいるもので、しかもそのパワーはいつもどうもでかいから、大きな声に聞こえがちやけど、まあ「否定」することというのはいとも簡単にできてしまうものやから、実はたいした意見ではないものがほとんどやと思います。(もちろん中にはとても建設的で愛のある批判もあるけれど。)

はっきり言って、人生にそんなことを気にしているひまはないのです。目の前でパンやのくまさんは急に「1、2、3、ばいばいきーん」と「ちっちゃい声で」言いだしたのだから。2歳児の手によって。

今は「子ども」という、否応なしに優先順位の高い対象が目の前にあるから、2/10のネガティブなものをスルーする力もある程度ついてきたけれど、この子育て時期が少し落ち着いて、またいろんな選択の自由が目の前にせまってきたときも、このことは忘れずいたいなと思います。

そして何にしても、そういう姿をみて、子どもたちには大切なことを知ってほしいと思うのです。

パンやのくまさんには、決してばいきんまんは出てこないという大切な事実を。

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