キャンプいろいろ

我が家の11月キャンプ事情

11月のキャンプは最高です。

この秋初めてのキャンプ。9月に予定していたものが台風で流れ、10月はオットが多忙すぎて行けず、なんと4月以来のお久しぶりキャンプ。

それにしても11月のキャンプは最高です。ちょっと寒いくらい(夜はめっちゃ寒いと言っても過言ではない)がちょうど良い。防寒対策はですねこちらのグッズがあればこわくない。→アスガルドを初めて使うときに必要なもの

そして最近は、と言っても久々ですが、ほとんど行き先は、千葉です、千葉。いや、もっといろんなところにも行きたいなあと思うのだけれど、たいていは週末の土日に1泊2日で行くので、あまり遠いと行き帰りだけで疲れてしまう。ただでさえ、キャンプは行くまでの荷物準備ならびに積み込みと帰ってからの荷物の積み下ろしならびに荷ほどきがめっちゃ大変なので(そもそも私は旅行のパッキングというものが大の苦手であーる)例えば遠くへ行くために早起きするとか、夜遅くに帰ってくるとか、あんまり余計な体力を使いたくない。

その点、千葉というのは都内から車で1時間ちょっとあれば自然豊かなキャンプ場に着いてしまう。ありがとう千葉。最高、千葉。

ここで突然ですが「苦手なこと」をちゃんと知る、のは大事だという話

それにしてもキャンプの準備をしながら心底思ったのだけれど、私は何かをこう、計画的にやるというのが本当に病的に苦手だ。たぶんほんとになんか病気なのだろうと思う。それに病名がついたところで(準備苦手病とか)特に何か変わるわけではないから何でもいいのだけれど、「これが本当に心底苦手だ。」と自分でわかっていることってすごく大事だなと思う今日この頃です。

「得意なこと」「好きなこと」を知っていることはまあもちろん大事なのだけれど、「苦手なこと」「嫌いなこと」をちゃんと知っていることというものも、もしかしてそれ以上に大事だったりするんじゃないかと、会社を辞めてさらに思う。

「嫌いなこと」は、正直、できるだけせずに済む方法を本気で考えたいと思いますし(注射がほんとに嫌いなので、世のため人のためになることをしたいとは思いますが献血以外で貢献したいと思っている)、「苦手なこと」に関しては、それが苦手だというちゃんと目を向けると、ちょっと他の人より時間をかけるとか、誰かの手を借りるとか、何かしらの工夫ができるわけで、日々のストレスはかなり少なくなる。

この「ちゃんと目を向ける」というのが大事ですね、きっと。別にそれが嫌いであることも苦手であることも、自分が悪いわけではまったくないわけで。そんな得意不得意、誰にもあるわけなので、そこは堂々と「できません!誰かやって!」と、言っていきたい。そして、人に迷惑をかける前に、「ここは苦手なのでもしかしたら不備があるかもしれません。ちょっと注意してチェックしてもらえると助かります。」と言っておけるといいなと思う。

(ちょっとこの気づきが大きかったので新しく記事書きました→苦手なものを認めちゃえる勇気

やっぱりキャンプ用品を最初に揃えちゃってると気楽

なんの話やったっけ。そうだ、キャンプの話。

そんなわけでキャンプの準備が死ぬほど億劫なんですけど、まさかオットが準備するわけもないので(キャンプグッズを揃えたのは私なので。うん。)渋々やるわけですが。

まあでも、ここ数回は新しいキャンプ用品を買うこともなく、いつも同じものを持って行っているので、だいぶそのストレスもなくなってきた。持っていくものはノートに全部書き出してあって、それらをどこに入れる、というのもだいぶ固まってきたので、私のすごく苦手な「これとこれをどこに入れて荷物をまとめよう・・・」と、いうのを考えなくて済むようになってきた。

何をどこに入れるか決めておく、って、キャンプの荷造りですごく大事なことの気がしますね、今思ったけど。

そういう意味でも、やっぱり最初に必要なものをガバっと揃えてしまったのは良かったかもしれない。(初心者キャンプのすすめ。

最初にほぼ必要なものをそろえちゃったため、もうキャンプ周りでいらぬ物欲もわかない。それってちょっと気楽。まあ良い火挟が一つ欲しいなと思っているけれど・・・(物欲)

キャンプで手の込んだ料理は作らない宣言

テントを立てるのはオットがだいぶ慣れてきたので、ほとんどやってくれる。その間、私は机とか椅子とか棚とか、テントの外のものを色々準備します。子どもたちはその辺を元気に走り回る。気が向いたらちょっとだけお手伝いしてくれる。

そうそう、キャンプでは最近、子どもたちには無理にお手伝いを頼むよりもご機嫌にその辺走り回ってくれる方が良いな、と気づいた。家ではお手伝いどころか何でもほぼ自分でやってますしね旅行の時くらいね。

とにかく準備と片付けが大変なので、我が家はそんなに手の込んだキャンプご飯は作りません。断言。

お友達家族と行った時は、パパ友がかなりおされで美味しいキャンプご飯を作ってくれるので、手の込んだやつはその時にいただくことに決めている。「苦手なことは人に任せる」の最低バージョンである。ごめんパパ友。でも最高ですパパ友。

だいたいいつもバーベキューと、なんかお鍋で一品。でも外で食べるから何でもおいしいのであーる。今回はバーベキューと、なんとおでん。しかもパルシステムの煮込むだけのやつ。それでも寒い中食べたらたいそう美味しくてあっちゅー間になくなった。あ、あとパルシステムのさばのみりん干しも持って行って炭火で焼いたらしぬほど美味しかったです。これももう焼いてるそばからあっちゅー間になくなった。

パルシステム頼みでさっぱりインスタ映えはしないけれどもでも最高に美味しいです、ほんと。

そうそう最近食材も、冷蔵庫の中で余ってるやつとかはあらかじめクーラーボックスに入れて持っていくようにしています。キャンプ場に着く前に近くのスーパーにも寄るのだけれど、ある程度食材を持って行っているとなんとなく気が楽。

3年前の自分が今の自分を見たら驚くと思う。

そして焚き火とワイン。向こうではオットと息子が将棋をしている。むすめは遊びつかれて先にテントで寝ている。私は本を読んでいる。最高です。

火をながめるのがこんなに心落ち着くものだと知ったのもキャンプに行き始めてからだなあ。

それにしても、私はもうたいがい自分の好きなものとか知り尽くしたつもりでいて、人生は有限でなんでもかんでもやるわけにはいかないから、まあ今目の前にあるものを大事に楽しんでいけばそれで良いや、と思っていたのだけれど、この1年くらいの間に、新しいことを結構始めている。

キャンプもそうだし、走り始めたのもそうだし、野球観戦もそうだし。そしてついには会社を辞めている。なんてこった。思春期なのだろうか。。

いや今でも基本的には日々穏やかに家に引きこもって(引きこもり)目の前のことだけをやって過ごせればそれでいい、と思っているのだけれど、なんとなーく始めてみたものがどれもこれも想像以上に楽しくて、(ただし走るのはしんどい。)なんだかんだで結構続いていて、まだこんなに楽しいと思えるものがあるのだなあ、と、しみじみ思ったりしている。

どれもこれもなんとなく、流されるままに、なのだけれど(会社を辞めたのですらなんかそんな気がする・・・)でもまあ、人生のおもしろみみたいなものは感じる。もしかしたら、一生知らなかったかもしれないことばかりだから。3年前の自分に、「あなたは3年後、あんなに意味がわからないと思っている野球観戦にはまり、毎日走り、テントを買ってキャンプへ行くようになり、ついでに会社を辞めている。」と言ってもにわかには信じられないだろうと思うから。

そんなこんなで、新しい楽しみを教えてくれたキャンプの神様ありがとう、と、思う、冬の始まり。

ただし、確定申告はこわい。

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アスガルドを初めて使うときに必要な物

初心者がアスガルドを買った時一体何が必要なのか

さて、初心者なのにNORDISKを買ったはいいものの、他になにが必要なのかさっぱりわからない。調べてみてもいまひとつよくわからない。というか、なにを言っているのかわからない。なぜならそう、私は初心者だから。

というわけで、もしこれからキャンプを始めたいと思っている人で、これから始めようとしているのにも関わらずノルディスクのアスガルドがどうしても欲しくなったという人が、この世で私以外にいらっしゃいましたら是非参考にしていただければと思い記しておきます。きっと誰かには届く。たぶん。

基本的に全部amazonのリンクを貼ったので、お値段とかレビューとかはそちらからどーぞ。写真をクリックするとamazonに飛びます。便利な世の中であーる。

まず絶対に必要な物。

こちら。アスガルドのフロアマット。アスガルドのテントは、それだけだと床がありません。これがないと、地べたで寝ることになります。これ必至。というかなぜこれとテントが別売りになっているのかそれがもはやよくわかりませんが。どちらかが壊れた時に買い替えられるようにだろうか・・・いやそれなら部品として売れば良いのに・・・

まあよって最初から、このフロアセットを買うのが良いと思われます。ちなみにフロアマットは上のテントの大きさによってサイズが分かれいるので要注意であります。あと、2014年以降は新しいモデルになっていて、フロアマットも変わっているようなので、これまた要注意であります。やはり別売りなのがややこしすぎますぜ姉さん・・・誰姉さん・・・

ここからは、私が独断と偏見で選んだものたちです。これじゃなくても全然良いし、他にも色々な方法があるかと思いますが、とにかく手っ取り早く最初に必要なものを揃えたい!と、いう方はご参考いただけますとこれ幸いです。

では細かいものを一つずつ!

まず、フロアマットの下に敷くシート。いわゆるブルーシート的なやつ。なぜフロアを買ったのにさらに下にシートがいるかとお思いのあなた。思いますよね私も思います。でもこれは必須です。なぜならフロアマットを地面に直接置くと、この大切な大切な、ただの床というだけでいくらするんだといというようなこのフロアシートが、あっという間に真っ黒になるからです。いや床なんだから仕方なかろうとお思いのあなた。実際にこのたっかい床を手にすると気持ちは変わります。今すぐに買いましょう。

アスガルドの、4人家族でぴったりの12.6サイズのテントには、このサイズのシートで大丈夫です。ここのメーカーのシート、大きさの種類が山ほどありますが、これで大丈夫。メーカーは有無を言わさずこれです。ユタカです。初めて聞いたけど、ユタカです。

なんかよくわかりませんが調べまくった結果これが間違いないという結論に達しまして、実際の所なんの問題もございません。そこらへんのビニールシートの100倍くらい丈夫そうです。あと、色があのいわゆるブルーシートじゃなくて、なんとなく落ち着いていて良いです。他にブラックとかシルバーもあります。色はお好みでお選びください。ええ、フロアシートの下に敷くので1ミリも見えませんが。気分の問題です。

あ、あと、プロはこのシートをフロアシートの大きさぴったりに切ったりするようですが、我が家はズボラ一家につき、このままで折って使っています。これまた何の問題もございません。とにかくこの大きさのユタカシートを変えば間違いないです。

続きまして、ホットカーペット。キャンプにホットカーぺットなんて!と、思いますがとにかくキャンプの夜はめちゃくちゃ寒いです。9月すぎたら場所によっては本気で凍えるくらい寒い。キャンプ上級者で、数万円のちょう高級寝袋を持っているならまだしも、そうでないと本気で凍えます。なので、我が家は秋(冬)春の間は、電源が使えるキャンプサイトを選んで、このホットカーペットを敷いています。ホットカーペットは安いやつでなんでも大丈夫と思います。ガシガシ使うので。できれば、コンパクトに畳めるやつだとなお良いかと。

あと、ホットカーペットの下には100均の銀マットがあると良いです。熱が逃げない、気がするので。アスガルドのフロアマットの上は、驚くほど冷たいです。めちゃくちゃ冷えます。ホットカーペットの熱に本気で救われます。ありがとうホットカーペット。
ここまでで床は、ユタカシート→アスガルドのフロアマット→100均の銀マット→ホットカーペット、というところまで出来上がっております。

さてお次は寝るところ。キャンプで寝るためにはそれはそれは色々な選択肢があります。ここが私が混乱しまくったところです。何で寝ればいいのか全くわからない。そして最終的に私が重視したものそれは。見た目。です。アスガルドの中にベッドのようなものがあるのがめちゃくちゃ可愛い。と、いうわけで、寝床はエアベットにしました。

我が家はこの100cmサイズを2つ。これで大人2人、子供2人寝ています。で、これ2つが、2畳のホットカーペットの上にぴったり収まります。ホットカーペットの上でないと、エアマットはめちゃくちゃ冷たくなると思われるので、ぴったりくっつけてホットカーペットの上にエアマットを置くのが吉。

あと忘れがちですがエアマットを買ったら地味に絶対に必要なもの。電池式の空気入れ。これめちゃくちゃコンパクトで、でもあっという間にエアベット膨らませてくれるパワーの持ち主。しかも安い。これだけあれば間違いない。

そしてホットカーペットの上とはいえまださぶい・・・というときに大活躍なのが電気毛布。ホットカーペットと電気毛布どちらかでいいんじゃないかと思っていたのですが、いかんせん私はめちゃくちゃさぶがりでして、さぶいのが一番テンションが下がる。なので結局持って行きました、電気毛布。しかも2枚。

しかし電気毛布ってめっちゃコンパクトです。かなり小さく折りたためる。だから、持って行って損はないのではないかと思います。寝る前は、テントの中でホットカーペット代わりに使ったり、寝るときはエアベットの上に敷いてさらにあったかくしたり。めっちゃ使える。安いし。なんならこの冬、家でも使ってました、電気毛布。見た目はアレですが、電気毛布がある生活っていうのは・・・結構幸せです。まじで。

さて電気製品をこんなに持って行くわけですが、テントから電源までは結構な距離がある。というわけで絶対に必要な延長コード。

これコンセントをさすところがちょうど3つに分かれています。なんとぴったり。そしてこの長さがあれば、たいていの電源サイトで使えるかと思います。ただし本来はこれ防水とかいったわけではないようなので、その辺りは自己責任でというか、気になる人は防水のものを探した方が良いのかもしれません。

さて、防寒準備を念入りに進めましたが、見た目にこだわったエアベットでいったいどうやって寝るかと言いますと。私ですね寝袋が苦手で・・・どうも肩が凝って・・・。と、いうわけでこれはかなり離れ業な気がしますが、家にあるでっかい羽毛ぶとんをグローブトロッターに押し込んで持って行きます。あと、これも家でみんなで使っている無印の「あったかファイバー毛布」を4枚。リンク貼ろうと思ったら季節が季節だからかもうオンラインになかった・・・。無印の毛布、軽くてあったかい(そしてシンプル)なのでおうちでも大活躍ですが、持ち運びもそんなに苦にならない。2枚くらいは、羽毛ぶとんと一緒にグローブトロッターにあっさり入ってしまいます。ほんと。

エアマット→(電気毛布)→無印のファイバー毛布→人→無印のファイバー毛布(2人で1枚)→でかい羽毛ぶとん(4人で1枚)。これで、意外といけます。さすがに子供たちがぐんぐん大きくなってきたので近々これが厳しくなるかと思うのですが、その時はエアマットを一つ増やして、お布団も小さいの2つにするとかして、工夫したら行ける気がする。なんといっても家で使っているものなので、どれくらいの大きさのものがどれだけ必要か、とかが想像しやすくてすごくやりやすいです。

エアベットを2つ並べても、アスガルドの中はまだ広々。この時は、手前に2枚電気毛布を敷いて、その上からペンドルトンのタオルケットを2枚敷いています。子供達は寒くなってきたらここでぬくぬく遊んでいた。

ちなみに、ペンドルトンのタオルケットは定番すぎてどうかと思ったけれども信じられないほど使いやすいのでおすすめです。こうやって絨毯みたいに使ってもいいし、ひざ掛けにしてもいいし。これまた、おうちでも大活躍。椅子に座って、電気毛布とペンドルトンかけて、本読んでると至福です。これだけでキャンプ気分。何してるんだろうわたし。

そして、これはテントの外でも絶対に必要なのだけれど、中でも必要なランタン。アスガルドの中で我が家が使っているのは、スノーピークのたねほおずき。

見た目が可愛い。かなり小さくて、めちゃくちゃ明るいわけではないけれど、寝る前のリラックスタイムとかにはちょうど良い明るさ。このオレンジの丸い部分が磁石になっていて、アスガルドの真ん中のポールに磁石でくっつけてぶら下げることができます。めちゃ便利。電池のランタンなのでテント内でも安心。

もひとつ、電池のランタン。(LEDランタン)

これは結構明るい。中でも外でも使えて便利。あと、家に置いておくと非常時にも使えて良いと思います。子供達が寝静まったあと、テントの中で本読むにも読書灯になってくれる。とにかくひとつあると便利です。もちろんテントの外でも使える。

たぶん、これでアスガルドの中で快適に寝られるはず。と、思います。これは本当にあくまでも我が家の場合、ですが。たぶんアスガルドって、二つ目とか三つ目のテントに買う人が多いような気がします。だから、ある程度キャンプに必要なものを、理解して持っている人たちがほとんどで、テントに必要なものを何も持っていないわたしのような人は、アスガルドで寝るために何が必要なのかいざっと調べただけではさっぱりわからず、準備にえらく時間がかかり、かつ実際にキャンプへ行くまでとっても不安でありました。本当にこれで寝られるのかと。なので、もし仮に私と同じような境遇の人がいたとしたら、何かのお役に立てますとこれ幸いにございます。

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初心者キャンプのすすめ。

初心者でも妥協せず!

昨年秋よりすっかりハマっております、キャンプ。すこーし暖かくなってきたので、今年初キャンプへ出かけました。

泊まりでのキャンプは3回目。ようやく、要るもの要らないものがわかってきた感じ。初めて、「新しいものを何も買わずに行ったキャンプ」でした。そして何も買わなさすぎて、必要なガスランタンのガスまで買いそびれてガスランタンが使えず、「消耗品は毎回チェクする」を、覚えたキャンプでした。

初めてのキャンプは去年の9月。テントとタープはレンタルをして、その場で必要なものがあればレンタルする、という形でした。いやはやこれがほんとーーーーうに楽しくって、次回は是非自分たちのテントで!と、決めたのでした、そういえば。

キャンプグッズって本当に色々あって。もうそれはそれはものすごくて。これはどえらい世界に足を踏み入れてしまったな、と、思ったのだけれど。

とにかくちょう初心者の私が今思うことというのは。

初心者でも妥協せず欲しいものを買おう。と、声を大にして言いたい。テントを買うとき、「初心者用」を最初は調べていたのだけれど、調べれば調べるほど欲しくなるテントがありまして。しかもいい値段するやつ。しかもやたらでかくて重くてお手入れもそれなりに大変そうなやつ。そうNORSISKのアスガルド。

欲しいものに出会ってしまったら、もうどうしてもそれのことしか考えられなくなる、そして、ここでちょっと妥協するとのちのち妥協したものに満足できず再度買うはめになり結局高くつく、と、いうことは、この長い洋服好き人生においてものすごくものすごくよくわかってしまっている人生の真理のようなものである。いやまじで。だいたいそのくらいのことしか学べてない、うん。

ですので、数ヶ月悩みに悩み、アウトドアショップへ出向いてはいろんなテントに入ってみて寝転び(怪しい)、それでもやっぱり諦めきれず、冬のお洋服を数着諦めて買いましたこのテント。はい。

最初はえーそれいるー?もうちょっと普通のテントでいいんじゃないの・・・と、渋い顔をしていたオットも(我が家では一般的なキャンプ一家と違いツマがすっかりキャンプにはまりオットはそれに付き合わされているというよくある家庭とは逆転現象が起こっております。)実際に設営したテントを見てさすがにテンションが上がっておった。それくらいに、このテントは、いい。ものすごくいい。テンション上がります。

コットン素材の温かみが合って、なにより中が広くて、ちょっとした棚とかチェアなら余裕で置けてしまう。なんかもう普通に、もう一つのお家ができたみたいな感じ。「寝るだけ」じゃなくて、そこでお酒を飲んだり本を読んだり、「過ごす」ことができる。いやもうですね、こう言ってはなんですが、最高です。

今まで知らなかったのだけれど、テントの中ってなんだかものすごく落ち着く。

テントの中も自然の中も最高に落ち着く

私はあんまり(というか非常に)丁寧な人間ではないので、いえ自慢することではないのですがですね、本当に丁寧な人間ではないので、つまりかなり大雑把でてきとうな人間なので、いわゆる「グランピング」ほど整ったキャンプはできないのですが。見ての通り写真を撮ろうにも散らかってますしねテントのなか・・・。でも、そうは言ってもなんといってもそこは「キャンプ」なのです。あまり細かいことは気にせず、まいっか、と、思える空気がそこにはあるのです。だってキャンプだから。(それはキャンプでなくてもいつもじゃないかというのはまあ置いておこう。)

そして、なんといってもそこは自然の中なわけで、昼間どれだけ子どもたちが歌おうが踊ろうがはしゃごうがケンカしようがそこまで気にならない、というのも素晴らしい。そりゃ夜10時を過ぎてはしゃいでたら困りますが、なんせ夜10時には遊び疲れた子どもたちは爆睡です。昼間は、広々とした自然の中、子どもたちのはしゃぐ声というのはひたすらに可愛いものとしてそこに存在します。これはすばらしい。

一応、エプロンをつけてお手伝いをしてもらうのだけれどもその姿もやたらとかわいい。すばらしい。

そしてやっぱり、外で読む本っていうのはいい。昔、カンボジアのアンコール遺跡にもたれかかって遠藤周作の「深い河」を読んだのだけれどそれがもうすごく良かったのです。本というのは、基本的にどこで読んだって、その本の中の世界に入り込んで行けるもので、それが本の素晴らしいところなのだから、つまりは読む場所なんて関係なさそうなものなのに、やはりその「場」の力で読める本ってあるのだなとその時に思ったものです。なかなかアンコール遺跡と「深い河」みたいな組み合わせというのはないけれども(それだってたまたま読んでいた本がそれだった、というだけだったし)それでも家の中だけでなく、外に持ち出した本というのはまた格別です。そして私は運転しないので常にワインを飲んでいられるという。はい最高です。

話がそれましたが、そんなこんなでキャンプ最高、テント最高、ワイン最高、という話。そしてやはりこれだ!と思ったものに関しては妥協してはいけませんねというお話。もちろんそこには、こだわりのバランス(参照→春物スイッチと、こだわりのバランス)が、大切だけれど。とか他の記事にしれっとリンクを貼るのは結構恥ずかしいのだけれど。いやでも頑張る。なにを。いやまあ何かを。

春はまたたくさんキャンプ行けるといいな。

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