【2018お正月 セブ&ボホール旅行記⑥】day4 現地ツアーでも大丈夫?

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これまでのセブ&ボホール旅行記・・・

ボホールは現地ツアーで全く問題ないよ!

タグビララン港でフェリーを降りて荷物を受け取ったら(私のグローブトロッターは雨でびしょ濡れになっていた…)チャータータクシーはどうだい?と、聞いてくる人がわんさかいる。

私たちが一番気にしていたのは、現地でタクシーを拾ってちゃんとツアーに行けるのか?ぼったくられないのか?日本から予約していかなくて大丈夫か?と、いうこと。

結論から言うと、全く問題なかった。なんなら、タクシーの運転手さんはめちゃくちゃいい人だった。

たまにはこのブログの旅行記でも役に立つことを言うと、ボホール島で王道の観光スポットは3つ(後ほどご紹介)あって、どこのタクシー(ツアー)会社もこれは絶対抑えてくれる。で、その3つを回る適正価格としては、たぶん3,000ペソ(約6,500円弱)前後。

声をかけてくれたタクシー会社の人は、追加料金なしで、最後はホテルまで送ってくよ!と、言ってくれたので、もう下手に交渉せずお願いすることに。

日本から予約できる日帰りツアーとかに申し込むと、一人当たりフェリー料金込みで1万円弱くらいなので、家族4人で行くなら、自力で行ってその場でチャータータクシー捕まえた方が圧倒的にお得。まあ、そうするとチケット売り場で現金がなーい!みたいなことになる可能性もあるわけだけれど。(わたし)

「ほぼほぼボホール島」の威力

さて、ボホールで王道の観光スポットは以下三つ。順に回ったのでご紹介。

ロボック川クルーズ ・Tarsier Conservation Area(ターシャ観察区域) ・チョコレートヒルズ

ボホール島のタグビララン港付近は結構栄えていて、マクドもある。THE アジアのちょっとした町、という雰囲気。バリにも少し似ている。ただ、フィリピンは看板もほとんど英語なので、ハワイとかグアムの超田舎(島の裏側みたいな)雰囲気にも似ている。キリスト教だから、ハワイ・グアムの田舎の方が雰囲気は近いかもしれない。(もちろん、ホノルルのような雰囲気では全くない)

 こういう、カンボジアの田舎の方のような雰囲気もある。

車中、ダジャレにはまる息子が、次々とダジャレを編み出す。「太陽に行きたいよう!、はいこれ何点?」と、いちいち点数を聞いてくる。しまいにパパ勝負しよ!と言い出す。パパは「ほぼほぼボホール島」と言う。わけがわからない。

ロボック川クルーズでビールを飲む

まずはロボック川クルーズへ。乗船料(ランチビュッフェ込み)が確か450ペソくらいだった記憶。1000円もしない。安い。さすが、ほぼほぼボホール島。

ディズニーのジャングルクルーズみたいな船に乗って、ランチをしながらクルーズに出掛ける。まあ「観光船」でしょーという感じでちょっと斜に構えていた部分があったのだけれど、これが、むちゃくちゃ良い。

風が気持ちよくて、ビールが進む。船では、ご機嫌な曲を演奏してくれて、それを聞きながら、ビュッフェを食べてビールを飲む。最高でしかない。ちなみにビールは別料金だったけど、200円くらいだった気がする。

風を受けながら聴くカントリーロード、いいものです。

途中、トムソーヤ島のようなところへ上陸する。現地の人(なのかな…)が弓矢を売っていたり、ファイヤーパフォーマンスをしたり。東南アジアらしく、息子より少し小さい5〜6歳の男の子が、写真を撮ってお金をもらっている。

観光クルーズの一環に組み込まれているビジネスだから、身なりも綺麗でそんな悪待遇で働かされているわけではないと思うのだけれど、チップを払えないよと言っている大人に、なんでだよ!と、応戦している子どもたちを見て、なんとも言えない気持ちになる。二十歳そこそこの頃、バリやタイやカンボジアでストレートチルドレンを見た時の気持ちとは、今はもう全然違っている。自分だってその頃は「no picture!」って言ってたのに。

男の子に声をかけて写真を撮って、お金を払う。あの子たちが、どうかどうか幸せであるようにと思う。たくましくたくましく、誰よりもたくましくあるように。帰りの船で手を降っていたら、なんかちょっと泣けてくる。

オットはそんな私を見て、あの子も裏にお母さんが待っていて「今日のジャパニーズはめっちゃチョロかったよ!」って笑ってるかもしれないね、と言う。そうだといいなと思う。たくましくあってほしい。

ところでこの船を降りる直前、この出来事について旅行ノートに書き込んでいたら、思わず船の隙間にパーカーのペンを落としてしまった。これはあきらめなきゃいけないかと思っていたら、係のおにーちゃんが、すごい身軽に船の外に出て、柱につかまりながら(私なら絶対に海に落ちてしまうような体勢で)ひょい、っとペンをとってくれた。ボホール・・・いい人ばっか・・・。

船を降りると、運転手さんは他のチャーター車の運転手さんと談笑中。そういうの良い。宮古島みたい。(ほら病気)

世界一小さいおさるさん、ターシャに会いに

続いてターシャ観察区域へ。ターシャというのが、フェリーのチケット売り場でオハヨウおじさんが言っていた、small monkeyのこと。ターシャの保護地区で、自然に近い形で生きているターシャを見られる。

小さなメガネざるターシャ、信じられないくらいかわいい。手のひらサイズのお猿さんが、ぎゅっと木につかまっている。これはもう子どもたちも首ったけになっていた。

えらく気の弱いお猿さんだそうで、大きな声を出したらびっくりしちゃうからそーっとそーっと見学しなくちゃいけない。でも本当に小さすぎて自分では全然見つけられないので、その辺にいる係のおねーさんたちが「あそこにいるよ!」ってそっとおしえてくれる。ボホール、いい人ばっか・・・。

動物が好きな人は、飛行機と船を乗り継いで、このターシャに会いに来るだけでも価値がある、と思うくらいかわいい。THE観光地でこんなに感動できるボホール、すごい。

出口を出るとお土産物やさんがあって、まんまとターシャのポーチを買う。あまりそういうお土産って買わないのに、それでも買ってしまうレベルでかわいかったのだ、ターシャ。小さなポーチは私のイヤホン入れになっている。

オットがタバコを吸いたいから先に出てるね!と言う。むすめがなぜかやたらとウクレレを欲しがり、購入する。完全に、さっきのロボック川クルーズで演奏してくれていたおっちゃんの影響である。すぐに影響される。私のようだ。

外に出たら、オットは運転手さんと一緒にタバコを吸っていた。めっちゃお世話になってるから一本あげたらしい。

ピラミッドより美しい、チョコレートヒルズの絶景

日が暮れかけていたけれど、運転手さんはさらに飛ばして最後の目的地、チョコレートヒルズへ。

長い長い階段を上る。でも子どもたちは本当に元気で、にこにこ笑いながら談笑しながら頂上へ。

夕暮れ時のチョコレートヒルズ。写真では見ていたけれど、写真よりずっとずっと美しい景色が広がっていた。時間帯も良かったのかもしれない。ぽこぽこ広がるたくさんの丘(不思議な地形だ)が、夕暮れ色に染まっている。360°、本当に美しい。自然にそこにある地形が美しいって、素晴らしいと思う。

オットが「これピラミッドよりきれいだよまじで。」と言う。当たり前なのだけれど、目の前の景色に隣の人が同じ熱量で感動してくれてるのって、すごい嬉しい。

セブ島へ行こう!って決めるまでボホール島のことなんて知らなかったし、ボホール島へ行こう!って決めるまでチョコレートヒルズのことなんて知らなかったけれど、世界には本当に知らないけれど美しい場所がたくさんあるのだ、と思った。宮古島ばっかりいってる場合じゃない、行くけど。

そうなんだ、だいたい私はいつも「これが見たい!」「ここへ行きたい!」と、行く場所を決めるというよりは、なんとなく「この国へ行きたい」「この島へ行きたい」と言う感じで、行く場所を決めることが多い。そして正直、行く場所さえ決めてしまえば、どこだって何かしらの発見や心が少し動かされるということは、必ずあるものだと思う。

そこには、自分が知らない文化と、生活と、自然がある。それだけで、触れる価値があるものだ。

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