【2018お正月 セブ&ボホール旅行記⑦】day5 アモリタリゾートに引きこもる

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これまでのセブ&ボホール旅行記

アクティブに過ごすか、まったり過ごすか。旅計画の立て方

旅に出たからには、時間が許す限りいろんなところを効率良く回るのが大事という考えもある。ガイドブックに載っているところは全部押さえた方が良いかもしれない。そのために、ツアー会社は山ほどツアーを組むのだから。そして世界には自分が知らないところが山ほどあるのだから。私たちもボホール移動初日は、チャータータクシーで王道の観光地を3つ回った。

そうなのだけれど。だけれども。やっぱり、リゾートへ来たからには、プロ引きこもりの私は引きこもりたい。ホテルで本を読んで飽きたらプールで泳いでだらだらしたい。たぶん私にとって一番の贅沢は、何もしないこと。

だから基本的にその土地で外に出て色々遊んだりツアーに参加したり…という日は、ホテル滞在中につき1日だけ、という感じにしている。

ちなみにその旅計画をどう立てているかというと、モールスキンを旅ノートにしていて、後半ページに見開きで1日のスケジュールを時間ごとに書いている。

の、だけれど、基本は真っ白である。この通り。

一応、何日間(移動とかに取られない)自由な時間があるのかということを把握して、日ごとにどういう行動をしようか、ということをざっくり決める。

あとはとことん、ホテルに引きこもる。(ニューヨークへ行こう!とか、アンコール遺跡群を見に行こう!とかの旅行の場合はそうじゃないけど。)だからスケジュールが真っ白になる。一応、行きたいレストランとかはメモしている(…が、外に出たくなくてホテルで済ませてしまうことも多々ある)

そういったわけで、残りのボホール滞在はひたすらに引きこもってまったりした。でも引きこもりだけでまた1回分書いてしまった。なぜならめちゃくちゃいいホテルだったから。読んだらたぶん、いますぐ何もしたくなくなります。まじで。

自分史上最高のホテル、アモリタリゾート

世界にはいろんなリゾートがあって、その土地ごとにきっとステキなホテルが山ほどある。

大手チェーンが手がける大型リゾートは、サービスも充実しているし不便なことはほとんどない。子連れでも安心。いろんなアクティビティも充実していて、飽きることがない。

そうなのだけれど、それでも私は、小さめのこじんまりとしたリゾートが好きなのだな、と今回改めて思った。というか正直言って、今まで行った中で一番ここが好きかもしれない、と思った。それが今回ボホールで泊まったアモリタリゾート

「こじんまり」と言ったけれど、客室数がそんなに多くない割に敷地はすごく広くて、一部屋一部屋がゆったりしている。

そして、程よくおしゃれ。「程よく」というところがまたよくて、なんというかスタイリッシュすぎて肩肘張ってしまう、という感じでは一切なくて、とにかくリラックスできるレベルのセンスの良さ。そういうのが、もしかしたら本当にセンスがいいということなのかもしれないけれど。

ビーチチェアもとり合わなくていい、アモリタリゾート

そして「こじんまり」の何がいいかって、とにかく人が少ない。大型のリゾートとかだと(ハワイとかは特に)朝からビーチチェアの取り合い・・みたいなことも少なくないけれど、ここはまずそんなことなかった。(いやハワイも好きなんですけれども。あれは唯一無二だから。)

毎回4つビーチチェアを使っていた。何ならその隣のベッドまで荷物置きにしていた。それでもまだ数に余裕があるくらい。みんなダイビングとかどこか行っているのだろうか?

全然混まない素晴らしきプールは二つあって、一つはフロント近くのアロナビーチを見下ろせるプール。こちらはもう一つよりさらに混んでいなくて、欧米人カップルが一組まったりしていた。

もう一つは、メインの食堂近くの大きなプール。深さ別に3つに分かれていて、小さい子どもも安心して遊べる。

見て、この空いてる感じ。

私たちは主にこちらでひたすらゆっくりしていた。

嵐山の保養所のおばちゃん並に親切な人が多い、アモリタリゾート

ビーチチェアで朝からふーふーと浮き輪を膨らませていたら、ホテルのお兄ちゃんがさっときやって来て、任せとけってな感じで、何も言わずに空気入れで膨らませてくれた。そしてあっちに置いてある浮き輪も膨らませるか?と、ややぶっきらぼうな感じで聞いて、次々と膨らませてくれた。惚れる。

そうなのだここの人たち、いちいちめちゃくちゃ親切なのだ。それも全然押し付けがましくない親切さ。思うにこれくらい親切な人っていうのは、世界を見渡してみてもランカウイの人たちと前の会社の嵐山の保養所のおばちゃんたちくらいしかいない。もう行けないけど保養所・・・泣ける・・(前職のみなさま誰か連れてって・・・)

そしてこのホテルのすごくいいなと思うところは、例えば「子ども向けプール」という風に、わざわざ明記したりしているわけではないところ。深さ別のプールも、もちろん浅いところに子どもは集まるわけだけれど(と言っても2、3家族だけど)そこが特に「子ども向け」と謳われているわけでも、他と比べて小さいわけでもない。

一見すると一番深いところまでも一つのプールに見えるようになっていて、実はプールの中に階段があってそれぞれ三つに分かれていますよ、という形。

つまり、「ここからは思う存分子どもが遊べるゾーンですよ!」と主張する部分がない代わりに、「ここからは絶対に子どもは入らないでくださいね!」という部分もない。なんというか大人の楽しい時間に、子どもも一緒にどうぞ、と、いう感じなのだ。すごく自然に、子どもを受け入れてくれる感じ。

「子ども向け」じゃないのに、子どもにめちゃくちゃ優しい、アモリタリゾート

それでいて、こういう遊具がそっとあったりする。これもものすごく主張するわけでもなんでもなくて、本当に自然にお庭にぽっと現れる。7歳息子はあんまり遊ばなかったけれど、4歳むすめは嬉しそうに何度か遊んでいた。

ついでに言うとこの写真は、遊具から階段を登ったところに広いガゼボがあって、そこに寝っ転がって撮っている。つまり母さんはここに寝っ転がって本読みながらむすめを見ておけばいいわけでたいへん、気楽。

もちろん、ホテルの人たちも、泊まりに来ている人たちも、子どもがいるからって嫌な顔なんて一ミリもしない。みんな一緒に、この滞在をそれぞれ楽しみましょうね、という感じ。すごく、自然だ。

大好物のハンモックももちろんある。これはプールからちょっと離れた(ほんとに敷地が広いのだ)、海を見下ろせるお庭にあって、波の音を聞きながらゆらゆらしつつ、iPhoneで好きな音楽流しつつ、本を読んでまったりできる。

引きこもりでもレストランの食事に飽きない、アモリタリゾート

「絶対に引きこもる」という強い引きこもりの意思を持って引きこもっているため、お昼もプール沿いのレストランで済ませる。ついでに言うとこの日は、朝ごはんも夜ごはんも同じレストランで食べている。特に飽きることはない。なんせ、引きこもりのプロだから。

ピザもカルボナーラも、めっちゃ美味しい。南国のパスタって、「アルデンテ」という概念がきっとなくていつもどうにもまずいことが多いのだけれど、これは美味しかった。ついでに言うとランカウイのカルボナーラも美味しかった。親切な人たちというのはアルデンテを知る人たちなのだきっと。

あとレストランでいうと、朝ごはんのビュッフェに置いてあるこのミントともう一つの葉っぱ、これにお湯を注ぐだけのハーブティーが信じられない美味しさであった。

これはおうちでわしゃわしゃとミントを育ててお湯をがっと注げばできるのかそうなのか?と、オットに聞くと、まずミントをわしゃわしゃ育てられるかが問題だよね、と、言われた。まあそうなのだが。

プールサイドで色々サービスしてくれる、アモリタリゾート

午後、プールサイドでまったりしていると、ホテルの人がサービスでマンゴーのアイスを持ってきてくれる。めちゃくちゃ美味しい、これ。もちろん子どもたちも大喜び。そしてもちろんこういうのも、大人も子ども関係なくくれる。

あと同じくサービスで配ってくれるのが、このハーブウォーターが入ったスプレー。氷で冷やして持ってきてくれて、日焼けしたお肌にスプレーするととにかく気持ち良い。

にくい。心にくい。

結局この日は、日が暮れるまでずーーーーーっとこのプールにいた。日が暮れても水が冷たくなくて、プールに入っても寒くない。

めっちゃぶれてますけど(ぶれてよかったけど)夜のプール、これ大好きです私。贅沢だよなあと思う。もちろんこれも、子どもたちと一緒に楽しめて、たいへんにしあわせ。

次にいつ行けるか調べてしまうレベル、アモリタリゾート

トータルで見て、ほんとにめちゃくちゃいいホテルだった。正直、次回はたぶんセブ島飛ばして(もしくは一泊とかだけして)ボホールに直行したい、と思う。のんびりした島の雰囲気と、それでいて広い島のあちこちに見所があるところも、そして自分史上最高のホテルがあるところも。こんなことは本当にめったにないのだけれど、次回の長期休みにこのホテルに空室があるかつい調べてしまうレベル・・・

(ちなみに、この旅行もボホールに行くこと決めたのは出発の2週間くらい前で、その段階でも予約できたから、この先もだいたい空室はある。)

朝から晩までひたすら同じホテルにいても全然飽きない最高です、というお話。温泉とリゾートはやっぱり引きこもりに限る。そう、私は今とにかく温泉に行きたい。そう、全然関係がない。

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